副反応とは、感染及びワクチン接種によって起こる不快症状の総称のことです。言わば副反応とは抗原(ウイルスなど)が体内へ侵入することで起こる免疫反応に寄与するものです。人によっては、長期的に辛い症状が残ってしまう方もおられ病院での治療が難しく当店にもご相談されるお客様が多くおられます。漢方の西田薬品店では、辛い副反応に対し、お客様のお話を詳しく伺った上でお客様の身体の状態に合った漢方アプローチをお話させて頂きます。
1.副反応とは
副反応とは「痛み・発熱・だるさ・疲労感・息苦しさ」などの何らかの不快症状が表れることを意味しています。ワクチン接種による副反応の発生割合は半数以上と厚生労働省が発表しています。
副反応が生じる割合
ワクチン接種に関する厚生労働省のデータによると約半数以上の方で副反応が発生しています。
中でも「痛み・だるさ・頭痛・寒気」などの症状が発生率が高く多くの方に起こっています。また何らかの全身症状の中には「息苦しさ・咳」などの呼吸に関する問題も発生しています。
副反応の種類
- 局部症状:感染時や投与時に一時的に部分的に発生する不快症状のことです。主に筋肉痛のような痛みや発熱を意味します。
- 全身症状:感染後やワクチン接種後に長期に渡り発生してしまう不快症状のことです。全身を襲う倦怠感やだるさ、疲労などから息苦しさや咳などの症状も存在します。
2.副反応が起こるメカニズム
副反応とはまさに免疫反応によって生じてしまう不快症状です。辛い症状が表れる場合もありますが、それは身体が頑張って戦っているからとも言えるのです。
免疫反応
ワクチン接種やウイルス感染を起こすと、身体は戦う為に抗体を作り出します。
ウイルスなどの抗原を基に、その情報を転写し、抗原を排除できる兵隊(抗体)を生み出します。
これがいわゆる免疫反応というものですがの身体が戦っている免疫が立ち上がっている時に副反応が起こりやすいのです。
免疫バランスの状態
免疫には寛容性といって「免疫力を強く働かせるべきか」「免疫力を弱く働かせるべきか」という様に、コンディションやシチュエーションによって臨機応変に対応する機能があります。
しかし、これは免疫の状態が良くバランスが取れている方における話で、免疫力がコントロールできにくい「自己免疫疾患」の方や免疫力が極端に低い方もおられ個人差があります。
免疫力のバランスが良くない方は、何らかの形で不快症状が出やすい可能性があり、当店のお客様でもその傾向がございます。
3.副反応を緩和する病院治療
病院では、発熱や痛みなどの局部症状に対しお薬による対処療法を行っています。一時的な症状はこの薬物療法で大きく緩和されます。
局所症状には薬物療法
ワクチン接種時や感染時に起こる痛み、発熱や肺の炎症などの一時的な局所症状に対してはお薬投与による治療が施されています。
つまり、多くの方に発生しやすい痛みや発熱などの症状に対しては、お薬で症状を緩和する対処療法が存在しています。
全身症状には治療が施されていない
一方で、長期的に残りやすい「だるさ・頭痛・息苦しさ・咳・疲労感・倦怠感」などの全身症状に対しては、対処療法が存在しない為、治療が困難とされています。
というのも、「疲労感・だるさ・息苦しさ」などの感覚的な症状では検査数値に異常が検出することができず西洋医学的には「健康上問題ない」と判断されてしまうためです。しかし、患者様は不快症状に苦しんでいる事実は存在します。
4.長期に渡る副反応に漢方
漢方を扱う東洋医学では、副反応に対しては「炎症を改善・血液循環の改善」をベースに治療を組み立てます。炎症すなわちダメージは身体の回復力を落とします。そして血液循環が悪いことも代謝や免疫力を下げて身体の回復力を下げてしまうからです。
東洋医学では全身症状が診れる
西洋医学の概念やルーツでは「検査数値に異常なし」という理由で、不快症状が表れて苦しい思いをしていても健康に問題ありませんとされます。
しかし、漢方を扱う東洋医学では概念が西洋医学とは異なる為、身体の異常を発見し治療改善することが可能です。
特に西洋医学が苦手とする「痛み・疲労感・息苦しさ」などのつかみにくい症状は東洋医学の得意分野でもあります。
副反応の漢方アプローチ
炎症体質の改善
炎症が起こりやすい体質とは、解りやすく言えば血糖値が下がり難い、糖尿病予備軍のような身体の状態や動物性脂肪の過剰摂取気味な食生活を送っている方を指します。
このコンディションだと血管内や身体の細胞が傷付きやすい状態になったり、絶えず細胞から炎症性物質が分泌されていたりします。
こうなると痛みが消えにくい長引くなどの不快症状が治まりにくいため東洋医学の治療によって体質そのものを改善に導いていきます。
血液循環の改善
疲労や息苦しいなどの不快症状の多くは、「回復力」が大きく関わっていると考えています。
検査数値では基準値内でも、実際には細胞や器官にダメージを受けている場合が多く回復に時間がかかる為、その間不快症状が表れていると東洋医学では考えます。
回復力、すなわち自然治癒力を高めることが一番の解決策であり、自然治癒力を高めるには血液の状態を改善し血液の流れ循環を漢方で改善します。
その結果、代謝が向上し免疫力の寛容性も高まるなど嬉しい副産物も手に入ります。副反応でお困りの方はお気軽にご相談ください。